懐かしい、甘い香りが町中に漂う。
夏の暑く、活気に溢れている季節が終わり、人の心は穏やかさを求めるからか、
9月から11月の間、ポルトガル人の心も故郷であるキリスト教関連のイベントが多いです。
10月の12日・13日は国際的に有名なファティマの巡礼の日です。
世界中から信者がポルトガルのこの小さな町へ歩み寄って、心の安らぎを求めます。
信者の多さのおかげで町が繁盛し、大聖堂は年を重ねるに連れて
壮麗な建物になってきました。
宗教はともかく、その大聖堂と周りの雰囲気を味わうために、
一度訪れる価値があるでしょう。
11月1日も、全国で行われる「聖人の日の行進」があります。
「お祭り」の雰囲気ではありませんが、
これでもポルトガルの魅力的な一面を目撃できるかと思います。。。
しかし、ポルトガルの秋・冬はこういう神秘的で洗練された空間だけではありません。
日本と同じく、年末になるとやはり新年への期待や楽しみが溢れてくるように
空気がカラッと変わって、カラフルで楽しい雰囲気となります。
しかし12月は、ポルトガルにとって大切な日で始まる月です。
12月1日は「独立の日」:1640年12月01日には、長い戦いが終わって「イベリア連合」が崩壊し
ポルトガルはやっと独立を取り戻しました。
ポルトガル全土にてお祝いイベント、花火大会などが数多く繰り広げられます。
こういった陽気な空気は12月の頭と年の瀬も飾ります。
新年を盛大な打ち上げ花火と家族との乾杯で迎えるのは伝統的な習慣です。
振り返ると、ポルトガルの秋は対照的な魅力が共存していますね。
歴史に深く根付いているにも関わらず、毎年少しずつ変わった形で現れる
ポルトガルの風情に少しでも興味を持って頂ければ、何よりも嬉しいです。
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Portugal, Autumn to Winter
In October and November, several religious festivities
are celebrated in Portugal,(among them, the pilgrimage
day to Fatima in October and All Saints in November)
In December though, because of the anniversary of the
Restoration of Independence and New Year's Festivities,
the atmosphere is much more colorful and noisy, with
fireworks and other shows
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